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そしてもう一つ問題になるのが、「真面目さ」が足りない生徒への対応が不要だと主張する裏側には「真面目な」生徒を優遇しろという主張が見え隠れしているということである。
そもそも学校生活において「真面目」であるとされるのはどのような生徒であろうか。一般に「真面目」という語は、教師の言う事に素直に従い課業を欠かさずこなすような従順な生徒を形容するのに用いられるものだろう。「真面目」な生徒は教師にとって扱いやすく都合のいい存在であるから、模範的生徒として様々な形で報奨されることになる。しかし、いつまでもこの成功体験を引きずり「真面目」であることを称揚する価値観に染まったままでいると現在の社会では大きく躓くことになりかねない。
